アシテジについて

アシテジとは?

フランス語による「国際児童青少年舞台芸術協会」(Association Internationale du Theatre pour I’Enfance et la Jeunesse)の略です。1965年7月、個人・専門劇団、演劇団体を世界的に結集し、児童青少年演劇の芸術を向上することで、世界の児童青少年の豊かな成長に寄与する事を目的に、パリで設立されました。

現在、71カ国にあるアシテジセンターのほか、プロフェッショナルネットワークや個人会員が100カ国以上から加盟しています。アシテジ日本センターは1979年に36番目の加盟国として参加しました。

第20回アシテジ世界大会とは?

アシテジでは、3年ごとに、過去3年間を総括し、次の3年間の方向性を組織全体で話し合う”世界大会(World Congress)”という会議を開催します。

また、世界大会に合わせて国際フェスティバルが開催され、世界中から選び抜かれた舞台作品が上演されます。今回は「2020国際子どもと舞台芸術・未来フェスティバル」として開催されます。


大会概要

2021年3月を予定
(コロナウイルスの影響で2020年5月開催を2021年3月に延期)


開催趣旨

Towards the Unknown – Beginning the Journey

アシテジ世界大会は、世界100か国以上から、子どもの豊かな成長を願う文化芸術の専門家が集い、世界の知見を交流し、子どものための文化芸術の発展を目指します。日本の子どもたちは、当大会・フェスティバルに参加することで、世界の文化芸術に触れ、体験し、触発され、豊かな心と想像力、創造性を養い、地域に新たな芽を生み出し活力をもたらします。

「第20回アシテジ世界大会」のテーマは、Towards the Unknown – Beginning the Journey (未知なるものへ-旅の始まり)であり、前回2017年南アフリカ大会からの3年間を総括し、未来へ向かう重要な大会となります。

子ども、文化。それが私たちの未来。
All our Future:Children and Culture

また、大会を日本に誘致するにあたり、同時開催する「2020国際子どもと舞台芸術・未来フェスティバル」のテーマとして、子ども、文化。それが私たちの未来。All our Future:Children and Culture を掲げました。子どもたちが多様な文化に触れ、表現と感性を育むことで、想像力と創造性を持った、自分の地域や人を愛することの出来る、社会の主体者となることを願っています。

私たちは東京大会を契機に、すべての子どもたちが最低年1回以上芸術・文化を鑑賞・体験出来る環境をつくることなど、子どもや若者の文化的な生活や芸術への参加機会に格差がなく、差別や排除のない、「誰一人取り残さない」(SDGsより)社会を実現することを目指します。そのことにより、文化の継承、創造、発展の土壌を耕し、世代を越えて人々が多様な文化を創造・享受することが出来る文化豊かな地域、社会を創出します。

東京では、豊島区と足立区を中心に行い、全国各地でも公立文化施設を始め、様々な関係団体等が連携し、未来フェスティバル参加企画を多数開催します。東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催と共に、文化プログラムとして日本を盛り上げ、アシテジ世界大会のレガシーの創出に繋げます。