第20回アシテジ世界大会・東京実行委員会

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応援メッセージ

尾木直樹(尾木ママ)

理系と芸術を融合させた最先端の教育手法「STEAM教育」が注目を集めています。AIやグローバル化が進展する世界で、複雑な諸課題を解決するには、芸術の持つ創造力や表現力が科学・技術・工学・数学と共に求められているのです。 近年、日本の学校は「学力向上」が至上命題となっており、演劇鑑賞教室等の文化行事が削減傾向にあります。演劇や芸術は子どもたちの豊かな感性や探求心を育てるだけでなく、HQ(人間性知能)や非認知能力をも育みます。 今回、記念すべき20回大会が初めて日本で開催されると聞き、ワクワクしています。今大会が子どもたちや教育界に大きな刺激を与え、日本の未来に希望の光を灯すに違いありません。心より期待しています。

教育評論家・法政大学名誉教授
田村孝子

ウィーンフィル、ベルリンフィルのメンバーによるブラス・クイン テットの静岡の中学校でのミニコンサート後、一人の男子生徒が飛 んできて「一音聞いただけで震えるほど感動した。」とサインを求め た。「楽器を吹く時は綺麗な音が出るように、作品を演奏する時は ストーリーを語っている、五人が一緒。」笑顔のメンバーの話です。 1994年から始まった沖縄での「国際児童・青少年演劇フェスティ バル」で出会った海外の子どものための舞台芸術は、どれも演劇、 音楽、美術、舞踊の四つの要素の質の高さに驚いた。「子どもは 知らないことはある。でも分からないことはない。」「子どもの初め ての経験が上質であることが大事。」関係者の言葉です。 未来を担う子どもたちのために多くの気づきを期待しています。

全国公立文化施設協会・副会長
中川幾郎

2020国際子どもと舞台芸術・未来フェスティバル」の第20回世界大会の日本開催を心から喜んでおります。いうまでもなく、世界とそれぞれの国々の未来は、現在の子どもたちのあり方にかかっています。こどもにとっての文化的人権は、国際人権規約に言う「文化的な生活に参加する権利」だけではなく、子どもの権利条約に規定する「休息、余暇、遊びの権利」としても具体的に示されています。特に、芸術へのアクセス権は、たんなる偏差値思考を克服して、多様性の理解力や、他者への共感力を保障する回路です。障害者による文化芸術活動推進法に続き、子どもの文化芸術活動推進法が制定される契機となることを大いに期待しています。

帝塚山大学名誉教授、日本文化政策学会初代会長(顧問)
平山許江

おむすびは、ころころ、ころころと転がって行きました。 おむすびは、ころりん、ころりんと転がって行きました。 この2つの表現は似ているようですが、スピードや動き方が違いますね。私たちは、その違いをちゃんと想像する力を持っています。どうしてそれができるのでしょうか。いつ、だれに教わったのでしょうか。特定はできません。いつの間にかそう感じるようになったのです。これまでに接してきた文化の力がそれを可能にしているのです。 文化は目で捉えることができるものもありますが、多くは生活の中に織り込まれていてはっきりと見えないもののほうが多いのです。だからこそ、子どもを豊かな文化の中で育てたいのです。

保育楽者
佐藤一子

子どもの舞台芸術活動は、自由な表現を通じて子どもたちが互いの個性を認識し、共感関係を創り上げるうえでかけがえのない場となっています。「児童の権利に関する条約」(1989年)では、子どもたちの意見表明、表現の自由を明記し、さらに第31条で「子どもの文化権」をうたっています。 現代のグローバル化する社会のなかで、100か国の多様な国と地域の芸術・表現活動が交流されることは、子どもたち一人ひとりが地球市民として共に生きることを感動的に体験する有意義な機会となることでしょう。第20回アシテジ世界大会、そして初の日本開催をつうじて、21世紀の未来を拓く次世代の夢が育まれるよう期待しています。

東京大学名誉教授・社会教育学
藤 浩志

50年後の生活環境をつくるのは間違いなく今の子どもです。その時に「いい世の中になったなぁ」と言えるといいなと思います。残念ながら今の時代、悲しいことが多すぎます。なぜでしょう。僕らは言われたことをちゃんと行うように育てられました。そのために感じるセンサーをもぎ取られ、記憶せよと詰め込まれ、感じたり考えたりすることよりも、正解に急ぐことを強制され、生きる楽しみよりも豊かさの為の苦痛を教えられました。表現することや創造することが大切だとわかっていても、そのプロセスや手法を知らない大人ばかりです。数多くの心震える体験を重ね、感じたことを表現しようと試行錯誤して欲しいのです。素晴らしく生きるために。

美術家、秋田公立美術大学大学院教授
増山 均

毎日、毎日、報道される悲しい事件、辛い出来事。家庭でも学校でも忙しい生活。決められたスケジュールと、求められる型通りのふるまい。急き立てられ、追い込まれていく競争の世界。日本の子どもたちを包んでいる目に見えない縛りから、心と身体を解き放つ時間と場所が欲しい。第20回アシテジ世界大会/2020国際子どもと舞台芸術・未来フェスティバルの開催はタイムリーで素敵な機会です。大会の開催と盛会に期待を寄せています。 子どもたちが、心置きなく、歌ったり踊ったりお芝居をしたりして、自分を表現し仲間と心を通わせ、魂を震わせ響き合わせて育ちゆく世界を、日本中に広げていくために。

日本子どもを守る会副会長・早稲田大学名誉教授
吉本光宏

子どもたちを取り巻く環境は厳しくなる一方だ。貧困や格差、難民、環境破壊などは、日々、深刻さを増し、地球規模で広がり、分断の時代に向かう国際社会が、状況をさらに悪化させようとしている。そんな時代を生きる子どもたちは、どんな夢や希望を抱くことができるだろうか。それは子どもたちばかりか、私たちの未来を左右する力を持っている。 東京2020大会の開催される東京・日本に、世界中の舞台芸術が集い、文化からSDGsの「誰一人取り残さない」社会の実現を目指すアシテジ大会が開催される意義は極めて大きい。日本各地で行われる事業はもちろんのこと、その成果が継承、発展し、世界中の子どもたちにとって、そして私たち人類にとってより良い社会の実現につながることを大いに期待したい。

ニッセイ基礎研究所 研究理事
松本辰明

今、日本は急激な少子高齢化が進み、家庭も地域も弱体化し、子供を取り巻く環境は大きな変化に直面しています。また、子供の心の成長にとって重要な文化体験も地域や家庭によって格差がみられ、いかに多くの子供たちに良質な文化や芸術に等しく触れる機会を作っていくか、大きな課題です。心の成長のインフラとも言える文化・芸術を子供に届ける役割は、地域の文化拠点である全国の劇場やホールとって、最も重要なミッションの一つです。 このような時期に、アシテジ世界大会が行われ、多くの取組が全国で展開されることは、これからの我々の役割を考えるにあたって、多くの示唆をいただける機会になるものと期待しています。

公益社団法人全国公立文化施設協会 専務理事兼事務局長
成井 豊

今ほど演劇が必要な時代はないと思います。なぜなら、演劇はキャスト同士のコミュニケーション、キャストとスタッフのコミュニケーション、キャストと観客のコミュニケーションがなければ成立しない。まさにコミュニケーションの芸術だからです。今という時代において、コミュニケーションの重要性は高まるばかり。教育の世界でも、いかに現場に演劇を取り入れるかが問われています。子供たちに演劇を。これは世界の合い言葉です。今回で20回目を数える「国際子ども舞台芸術・未来フェスティバル」が、いよいよ日本で開かれることになりました。世界中から130もの芝居が集まってくる。ワクワクせずにはいられません。演劇をもっと知りたいと思うなら、ぜひとも参加するべきです。必ず何かが見つけられるはずです。

劇作家/演出家
広瀬克也

僕は数年前から、図書館や学校などで絵本のワークショップをしています。 妖怪うちわや妖怪帽子をつくったり、僕が描いた大きな妖怪をみんなで塗り、最後につなぎあわせたり。ワイワイ大騒ぎしながら作品を作っていきます。 出来上がった作品をみて「ひゃー、こりゃ参った!」と、僕はうれしい悲鳴を毎回あげています。 とにかく、もの作りをしている時の子どもたちの表情がいい! 気持ちをむき出しにして、作品と向かい合っています。 その様子をみて「子どもたちの力の大きさ」を感じずにはいられません。 これからも、この想像力、創造力を伸ばしていってほしいと、心から思います。 そんな子どもたちの自由な心を大切にしているアシテジを僕も応援しています。

絵本作家
嶋村仁志

子どもにとって、遊びは自分の生きている世界を知るためのとびら。人は、遊ぶことで未知と出会い、驚き、笑い、自分の中に取り入れ、ワクワクとドキドキの中で試行錯誤を繰り返しながら表現し、新しい世界を創造していきます。実は、遊ぶということそのものが、文化や芸術の原点となっているのです。それは見えない未来をただ不安がらずに向き合う勇気や好奇心を育んでいく機会ともなっているはずです。だからこそ、この世界大会とフェスティバルが、できるだけたくさんの子どもたちに届くように、そして「すべての子どもが豊かに遊べる子ども時代」を大切にした社会につながっていく大きな力となるように期待しています!!

一般社団法人TOKYO PLAY代表理事
熊倉純子

文化芸術における、地域ためのプラットフォームとして、「アートプロジェクト」があります。なかでも、芸術家が作品を生み出す過程に市民が加わり、それぞれのクリエイティビティを発揮していく「共創的アートプロジェクト」は、地域にゆるやかな信頼関係を構築します。共創的なアートプロジェクトは、演劇に似ています。できあがった作品は、誰のものなのか?そこには、根源的な、人間とアートの関係性を垣間見ることができます。 未来フェスには、世界中から子どものための舞台芸術作品が集まります。このフェスティバルがひとつの大きなプラットフォームとして機能し、子どもの文化について考え、行動する世界市民の苗床になることを期待しています。同床異夢の人々が集まり、また世界へ散っていく。その先には、文化芸術を通して人々が関係性を紡いでいく豊かな未来が見えるはずです。

東京藝術大学国際芸術創造研究科 教授
大澤寅雄

私には15歳になる息子がいます。時々、彼の成長を見ながらかつて15歳だった自分を思い出します。15歳の私は、家族にも友人にも先生にも恵まれていました。息子の今もそうあってほしいと願います。ただ、私が15歳の頃の世界から、今の世界は驚くほど変化しました。この先、世界の変化はますます加速することでしょう。この変化の中で、子どもたちが芸術や文化に触れることは「未知」へと向かう旅の扉なのです。未知の表現との出会いは、想像力や共感力、創造性や寛容性を育み、未来への旅に必要な勇気と自信を与えてくれるはずです。さあ、旅の準備はいいですか?

(株)ニッセイ基礎研究所 芸術文化プロジェクト室 主任研究員
汐見稔幸

人工知能AIが生活の隅々まで入り込んでくる社会が始まっていますが、AIには小さな子どもが遊んでいるときに次に何をするかを予測することはできないといいます。子どもは世間にあわせた論理で動くのではなく、心の一番奥の自分の「いのち」の世界が感じるままに動こうとするからです。その子どもの心の奥の「いのち」の世界の表現に、その子なりの、しかも価値高い形を与えていくものが本物の文化との出会いだと思います。ようやく日本の子どもの前に本物の文化、演劇が現れる!すばらしい企画だと思います。

東京大学名誉教授・白梅学園大学名誉学長塩見稔幸