このたびの新型コロナウィルスに罹患された皆様と、感染拡大により生活に影響を受けられている世界中の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

私たちは、5月に予定されている第20回アシテジ世界大会開催に向けて、準備を続けてまいりました。しかしながら、多くの国々でコロナウィルスの感染が広がり、渡航禁止、VISA差し止め等の措置がとられるにあたり、世界中から参加を予定していた劇団や研究者等、参加者の日本への渡航が困難となりました。世界からの参加が物理的に不可能という状況では、予定しておりました2020年5月14日から24日までの開催は不可能と判断せざるを得ません。

アシテジインターナショナルとアシテジ日本センターは、日本及び世界のめまぐるしい動静を注視しながら、協議を重ねて参りました。私たちは、このイベントの開催が大きな意義を持つものとの思いを深く共有しております。世界から集まる招待劇団の魅惑的なプログラムを、劇場という場で他の観客とともに体感して、文化の垣根を超えた体験をする得難い機会に満ちたものになると確信しております。しかし、世界的なパンデミックにまで発展した新型コロナウィルスの脅威の深刻さは我々が想像しまた対応できる範囲をはるかに超えるものです。このような状況下では、何より大事であるのはみなさまの健康と安全です。私たちは、第20回アシテジ世界大会/2020国際子どもと舞台芸術・未来フェスティバルを、やむなく2021年3月に(正式な日程は後日発表。3月15〜31日の期間内の開催を検討中)延期とさせていただくことを、共同声明としてご報告致します。

なお、イベントの下記プログラムはすべて上記日程に延期となりますのでご確認ください。

  • フェスティバルのメイン・プログラム
  • フェスティバルのフリンジ・プログラム
  • ASSITEJ会議(総会及びアーティスティック・エンカウンター)
  • ネクスト・ジェネレーションのプログラム
  • ITYARN会議
  • 各種ネットワークに関連するすべてのイベント
  • その他予定されたシンポジウム、セミナー、ワークショップ

私たちは、本来この大会の主役であるべき子どもたち、若い世代が、文化的な楽しみを奪われ、人とのつながりを絶たれ、静かに耐えている状況を憂いています。このようなときにこそ、社会に、子どもたちに、文化芸術の力が必要です。

新型コロナウィルスの世界的流行が少しでも早く治まり、人々がまた顔と顔をあわせて喜び合える時期がやって来ることを私たちは願ってやみません。その時期まで、本大会を延期することとし、しかるべきときに、しかるべき場所で、あらためてみなさまと文化芸術を享受する喜びを分かち合えるよう、私たちは、準備を進めてまいります。

これまでご協力を賜りました関係団体および、個人のみなさまにおかれましては、苦渋の決断をご了承いただき、引き続き本大会の開催に向けてご協力いただけますよう、重ねてお願い申し上げます。2021年3月に日本で皆さまにお会いできることを楽しみにいたしております。

アシテジインターナショナル
会長 イベット ハーディー

第20回アシテジ世界大会・東京実行委員会
代表 森田勝也